段ボールの知識
貼合工程
青のロールが裏のライナ(原紙)です。
ピンクのロールが表のライナ(原紙)です。
赤のロールが中しんとなります。
歯車は中しんを作る部分で歯車の大きさによってフルートの厚さが変わります。
箱に入った小さい丸は中しんとライナを貼り合わせる為の糊を中しんにつけています。
ピンクのロールが表のライナ(原紙)です。
赤のロールが中しんとなります。
歯車は中しんを作る部分で歯車の大きさによってフルートの厚さが変わります。
箱に入った小さい丸は中しんとライナを貼り合わせる為の糊を中しんにつけています。
段ボールの構造
![](/files/libs/41/201407301641545231.jpg?1563326087)
ライナ
![](/files/libs/42/201407301641552453.jpg?1563326087)
ライナ・・・・
中しんの両面か片面に貼り付けられる表面の紙のことをライナと言います。
主にKライナ(クラフトライナ)とCライナ(ジュートライナ)とDライナの3種類のライナがあります。
中しんの両面か片面に貼り付けられる表面の紙のことをライナと言います。
主にKライナ(クラフトライナ
![](/files/libs/43/201407301641551784.jpg?1563326087)
![](/files/libs/44/201407301641565121.jpg?1563326087)
撥水ライナ・耐水ライナ・・・・
その他に、撥水ライナや耐水ライナや色ライナなどといったライナがあります。
Kライナの表面に耐水化工や撥水化工を施した原紙です。
色ライナ・・・・
ライナに印刷するものと漉きこみの2種類があります。
印刷は単色から木目など柄物も出来ます。
漉きこみは単色のみとなります。
色ライナ・・・・
ライナに印刷するものと漉きこみの2種類があります。
印刷は単色から木目など柄物も出来ます。
漉きこみは単色のみとなります。
中しん
中しん・・・・
段ボール内部にある波形の紙のことであり、古紙を原料として作らています。
通常の中しんは1㎡当り120gの原紙を使用します。箱の強度をあげたい場合は160gや180gといった強度のある紙を中しんの材料として使います。
強化中しん・・・・
中しんを薬品で固くし、強度を上げた中しんです。
通常の中しんは1㎡当り120gの原紙を使用します。箱の強度をあげたい場合は160gや180gといった強度のある紙を中しんの材料として使います。
強化中しん・・・・
中しんを薬品で固くし、強度を上げた中しんです。
1㎡当り180gと200gの2種類があります。
![](/files/libs/45/201407301641565714.jpg?1563326087)
段ボールの種類
中しんの片面にライナを貼り合せた段ボール。
中しんの両面にライナを張り合わせた段ボールで一般的なもの。
![](/files/libs/48/s/201407301641576089.jpg?1563326087)
両面段ボールの片側に片面段ボールを貼り合せた段ボール。
段ボールの段(フルート)
![](/files/libs/49/20140730164158999.jpg?1563326087)
木型
![](/files/libs/50/s/20140730164159898.jpg?1563326087)
木型とは段ボールを打ち抜く型の事です。
ベースは木材に(合板)を使用し、刃物やミシン刃や折れ線をはめ込んでできたものです。
ベースは木材に(合板)を使用し、刃物やミシン刃や折れ線をはめ込んでできたものです。
トムソン(型抜き)
トムソンとは木型を使い、段ボール箱の展開図や折り目、ミシン目、丸穴等といった事を圧力によって一度で抜く加工作業です。
※この作業は、実際は機械で行なっております。
段ボールの歴史
段ボールは19世紀のイギリスにおいて当時流行していたシルクハットの内側の汗取りと通気性の為に開発されたのが今の段ボールの中しんの部分です。
その後、包装資材として利用されるようになったのは、アメリカ合衆国においてガラス製品の包装に使用されたのが始まりです。
しかし、中しんだけでは強度が弱く、時間が経つと伸びてしまう事から厚紙を裏うち(現・片面段ボール)して使用されていました。
その後、アメリカで両面段ボールが完成されました。明治時代に現在用いられている段ボールを作成し、日本において「段ボール」という言葉を作ったのは井上貞治郎氏です。